2011年6月8日 17:21
三浦春馬インタビュー 青山作品で“変化”を楽しむ「人間て単純じゃないんですよね」
凄い!と思いました。息が止まりますよね。息を止めて彼女に迫っていくような、緊迫したものが僕の中に生まれました」。
「青山さんの作品に自分が入っていて、どう変化するのかがすごく楽しみだった。どう染まるのかな、と。結果、見たことない自分がそこにありました。そういう部分を逃さず観てもらえればすごい嬉しいです」という三浦さん。そのあと「ただ」と言葉を続け、「やっぱり全部が全部、新しい自分じゃないんです、僕の中では。
反省すべき点はある」と自身に厳しい評価を下す。
「例えば榮倉さん演じる富永とのシーンなんかは間違いなく、間を楽しんでいた」。何でも話せて、親友の彼女でもある富永との距離感は独特だ。
「なかなかないですよね、そういう関係性は。不思議だった。富永役は榮倉さんだと聞いたときにバッチリなキャスティングだと思いましたけど、実際撮影してみて、本当にしっくりきました。ポンポンやりとりするところも、だらっと会話するシーンも、その間がすごく心地よくて」。それにしても『東京公園』はなんとミステリアスな物語だろう。
いろいろなヒントが随所にちりばめられているが、誰かが流す涙の意味さえ、すぐには分からせない。