【インタビュー】永作博美、40代を迎えての“決断”…女優として、母として
永作さん自身は30代の後半で結婚し39歳で第一子を出産。このほど、第二子も誕生した。肉体的な“タイムリミット”がある出産を含め、仕事、結婚など、女性というだけで好むと好まざるとに関わらず、男性以上に様々な岐路に直面せざるを得ない世の風潮は確実にある。永作さんはやはり、自分なりに“決断”することが大切だと語る。
「自分で決断しない限り、進まないですよね。個人的には男だから、女だからと幸せの形が変わるわけでもなく、自分の道を歩くことが大事だと思います。とはいえ、やはり女性として生まれたからには子どもを産みたいという気持ちはもちろん、私もすごくよく分かります。それは人に何か言われて変わるものではないし、だから百合子もそうですが、気が済むまで頑張ればいいと思います。
ただ、そうすることで体力も、気力も、そして時間もものすごく奪われてしまうことも事実です。そこで囚われてしまい、違う可能性が見えなくなるのは、やはりもったいない。そこでも決断なんですよね。もちろん、やり抜くのも決断で、決めたからにはとことんやればいい。逆に一度、違う新しい風を取り込んでみたら、見えてくるものもあるかもしれない。どんな選択肢もある時代だからこそ、違う幸せもたくさんあると思う。