2015年10月14日 19:00
【インタビュー】キアヌ・リーブス、俳優として幸せを感じる瞬間
たった1人で組織と戦うジョンだが、すぐに気づくのは、彼は超人的であっても、超人ではないこと。攻撃を受けて一瞬怯む姿など、リアルな描写が多い。
「監督はそこにこだわっていたんだ。アクションには必然が伴うものだから。そしてジョン・ウィックは痛めつけられて、傷だらけ、血だらけにならなきゃならない。実は僕もそこが気に入ってるんだけど(笑)。観客に全てが目の前で起きているように感じてもらうために、あまりカットを割らない撮影になった。演じる側としては大変だったけど、できるだけのことはしたよ」。
柔術をベースに、射撃もまじえた“ガン・フー”など、斬新なアクションはやはり本作の大きな見どころだ。「今まで見たことないようなクールな要素が……」と言いかけて、「いや、見たことないってわけでもないだろうけど、何て言うか、撮り方だね。違って見えるんだ」と言う。「なぜかはわからないけど、見ていて『ん?今何やった?』と思わせるみたいな、そういう映画になったと思う」。
ジョンについては「誰かの邪魔をしに来るようなキャラクターなんだよね」と独特な見解を示す。「ジョンが登場するシーンは、いつも他のキャラクターが何かをしている最中なんだ。