くらし情報『【インタビュー】中村ゆり、『ディアーディアー』は「何かのせいにして生きてきた大人たちの物語」』

2016年5月18日 20:05

【インタビュー】中村ゆり、『ディアーディアー』は「何かのせいにして生きてきた大人たちの物語」

Photo by cinemacafe.net

瀬々敬久、黒沢清、石井裕也など名だたる映画監督の下で助監督を務めた菊地健雄が、晴れて長編監督デビューを果たした『ディアーディアー』。このほど、ブルーレイ・DVDが発売になり、本作の主演・中村ゆりがインタビューに応じた。借金苦の兄、虚言癖の弟、依存症の妹――幻の“シカ”をめぐる三兄妹の軌跡を描いたヒューマン・コメディーで、観る人によって感動の種類が違ってくるだろう快作について想いを聞いた。

ある山あいの長閑な町にはかつて、“リョウモウシカ”という幻のシカがいたとされ、そのシカを発見したという三兄妹は一躍、時の人となる。しかし、ほどなく目撃は虚偽とされ、三兄妹はうそつきというレッテルを貼られてしまう。二十数年後、別々の人生を送っていた三人だったが、父の危篤がきっかけで久々に再会。シカ事件で人生が狂ったと思っている三人はまた、山の中へと入っていく――。

“リョウモウシカ”という幻のシカに振り回され、思うように人生を操縦できないダメな人間たちのドラマ。
ファンタジックな世界観ではあるが、脚本の印象について中村さんはこう明かす。「鹿がモチーフになっているという意味ではファンタジックなストーリーですが、キャラクターの個々の掘り下げ方が家族の関係性を含めて丁寧だったので、最近では出会うことも少なくなったテイストの素敵な物語だと思いました」。

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