くらし情報『【インタビュー】妻夫木聡×綾野剛 同棲生活から別れまで――共鳴する2人が伝える“体温”』

【インタビュー】妻夫木聡×綾野剛 同棲生活から別れまで――共鳴する2人が伝える“体温”

それは奇跡的かもしれないけど、それだけのことなんですよ」。

綾野さんは「それで何が変わったかですか?言葉にはできないけど、確実に体温が変わった」とふり返る。

「相手の寝息を聞いて、朝になって『直人、そろそろだよ』と起こされて、『ただいま』とか『お帰り』と言葉を交わす。この東京編は、すごく普遍的なんですよね。僕らは性的マイノリティではあるけど、嫉妬したり、不安になったり、抱きしめ合って肌の隙間を埋めたり…。だから、そういう日常的なことが大きかったと思うんです」。

もうひとつ、インタビューを通じて、2人の口からたびたび出てきたのが「同じ方向を向いている」「同じ目線で見ている」という言葉。妻夫木さんは「そもそも、会ったときから“距離感を縮める”という意識はなかった」と述懐する。
互いに向き合い、歩み寄るのではなく、横に寄り添うという意識。

「リハーサルでも李(相日監督)さんは、いつものように『違う!違う!』ってばかり言うんだけど(笑)、お互い、その『違う』に対してどうしていくのか?そこで向いている姿勢、方向が一緒だった」。

綾野さんは、映画の中でも2人が真正面から向き合うカットはほとんどなく、ラーメン屋で食べているシーンから、ほぼ一貫して横に並び、直人は優馬の「横顔ばかりを見ていた」

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