くらし情報『【インタビュー】浜辺美波×北村匠海 心震わせ結んだ絆「自分の演技で泣くなんて…」』

2017年7月27日 16:00

【インタビュー】浜辺美波×北村匠海 心震わせ結んだ絆「自分の演技で泣くなんて…」

と、役ごとに変える印象を楽しむかのように、手ごたえを語った。

図書委員だった【僕】に合わせて、桜良も図書委員になり、徐々に距離が縮まるふたり。桜良の提案で、ふたりでカフェに行ったり、小旅行に出かけたりと、いかにも青春といった毎日が過ぎてゆく。常々明るく振る舞う桜良を見兼ねて、思わず【僕】が尋ねる。「君はさ、本当に死ぬの?」と。すると、桜良は笑顔で「死ぬよ」と答える。「死ぬ」と発する絶望的な言葉とは裏腹の、美しい笑顔に【僕】も、我々も、胸を締めつけられる。「桜良は笑顔が印象的なイメージだったので、心から笑う姿に私自身がすごく魅力を感じたんです。
天真爛漫なだけではない気持ちや、哀しいときがあることを忘れずに、1シーン、1シーン、想いを込めて笑うことに気をつけました」と、浜辺さんは印象的な笑顔のエピソードを呼び起こした。その笑顔を正面から受ける北村さんも、「弱さと同時に前向きさが垣間見えるような笑顔があって、いろいろな表情で芝居の中で【僕】に笑いかけてくれた。役としても、僕自身も、やっぱり心にくるものがありました。忘れられません」と、心を鷲掴みにされたと話す。

北村匠海『君の膵臓をたべたい』/photo:You Ishii
そして、無常にも病は体を蝕み続け、ついに桜良は入院。

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