2017年9月15日 07:00
33歳を迎えるイギリス王室ヘンリー王子、波乱の半生をプレイバック
今年になって「どんな状況でも、子どもにあんなことをさせてはいけない」とニューズウィーク誌に語った王子は、「自分の感情を閉ざし、母親について一切考えないようにしていた」とデイリー・テレグラフ紙で当時の心境を明かした。
10代~20代はスキャンダルが続出!“ダーティ・ハリー”の異名も
悲しみを封印しようとしたからか、若き日の王子の生活は荒れていった。
名門イートン校在学中から、飲酒や薬物使用が明らかになり、父・チャールズは王子にリハビリ施設を見学させ、薬物の恐ろしさを学ばせたという。イートン校卒業後は大学進学せず、オーストラリアの牧場やアフリカのレソト王国の孤児院で働いた後、王立陸軍士官学校に入学。陸軍に入隊後は2015年6月の除隊までアフガニスタン前線にも2度派遣された。
だが、その間も仮装パーティでナチスの軍服を着た写真や、休暇で訪れたラスベガスのパーティで撮られた全裸写真が流出して大騒動になった。父、兄に次いで王位継承権順位3位(当時)でありながら、次々にスキャンダラスなトラブルを起こし、「ダーティー・ハリー」と見出しを付けられたことも。
兄の助言で、母の死と向き合う
そんな弟の様子を見かねたウィリアム王子がカウンセリングを受けることを提案。