2017年12月20日 08:00
沢尻エリカ、6年ぶりの主演作は“猫映画”! 犬童一心監督と初タッグ『猫は抱くもの』
と話し、「沙織を演じて感じたのは、すごく多面的なキャラクターだなということ。彼女は過去にアイドルとして挫折していて、その経験から逆に、自分というものをうまく出せなくなっている。でも芯の部分には『本当はこういう風に生きたかった』という強い想いも抱えている。沙織が心に抱えているもの自体は、実は多くの人たちと共通してるんじゃないかなとも感じました」と観客が主人公に共感できる部分もあるのでは?と話している。
■犬童監督「いつか一緒に作品をという下心があった」
一方、犬童監督は「沢尻エリカさんの魅力と実力を実感できました」とクランクアップした感想を述べ、「名作『ヘルタースケルター』を見た私は、その沢尻さんの演技に感じ入り、アカデミー賞の受賞式の日に樋口真嗣監督とともに沢尻さんにその感動を伝えに行きました。いつか一緒に作品をという下心があったのは当然です。沢尻さんはそのときのことを覚えていてくれました。自分の下心に感謝です」と今回のタッグを喜んだ。
さらに、「うまくいかないことの輝き、置いてきぼりを食らっている時間の魅惑。成功への希求ではなく、積極的な諦めを選んだ時にこそ踏み出せる一歩、その爽快さ。