山田涼介が“真理の声”だった!『鋼の錬金術師』ビジュアルコメンタリー公開
と山田さんが言うと、「山田涼介対山田涼介のお芝居でもある。原作では12歳くらいのエドの体験。でも映画では、どうしても山田くんに演じてもらいたかった」と曽利監督。このシーンは後々CGに合わせるため、「ここはブルーの跳び箱の上でじたばたしてる(笑)」「“これが真理”と真理に向かって言うセリフも、青い布に向かって言ってる」と撮影現場の様子を振り返って笑う山田さん。
■「ほぼ1人芝居で…大変だったよね」山田涼介をねぎらう場面も
また、声だけではなく、真理に「持っていかれる」足と手の形も、山田さんの手足が使われているというこだわりぶり。「本当に、ほぼ1人芝居で…大変だったよね。このあたりの演技は一発OKでよくやってくれた。CGが多い作品だと、役者さんの想像力とテクニックに頼るしかないから」と、曽利監督は穏やかなまなざしで山田さんに語る。
■本田翼「自分の想像以上の大きな作品になった」
さらに、監督が大切なシーンとしてあげたのは、本田さんが演じるウィンリィが、ケンカを始めたエドとアルに「あんたたち、たった2人の兄弟でしょう!?」と涙を流して訴えるシーン。2人を見守ってきた幼馴染だからこそ感情が高ぶる場面で、「リアルな涙がどうしても欲しかった。