くらし情報『【インタビュー】たじまなおこ監督×奈緒 失われた純朴さを作品に投影して『いつか、会える日まで』』

2018年6月26日 07:45

【インタビュー】たじまなおこ監督×奈緒 失われた純朴さを作品に投影して『いつか、会える日まで』

たじま監督:おっしゃる通りですね。そこって、すごく細いラインじゃないですか。奈緒さんじゃなかったら、由奈がわざとらしくなってしまった部分も出たのではないかと思います。いまの若い世代って、クールですよね。SNSで言いたい放題言えるし、自分が付き合う人も選べるわけなので、横社会というか。そこで失われてしまう純情さもあると思うんです。そうした社会に対して、今回の作品を投げるのは「どうしようかな」と思うところもあったんですが、うまく演じてくださいました。由奈は、すごく難しかったと思います。


奈緒:いえいえ、本当にありがとうございます…。「純朴」と言ってくださったんですが、由奈ちゃんという子は、私から見ても真っ白で真っすぐなので、「本当にこうなれたらいいな」と思う女性でした。だから、演じていても楽しくて。真っすぐでいい子なのに、すごく怒るとか、壁ができるとかは、キレイごとではないリアルな部分が浮き出た作品だと思っていたんです。
よく「キャラクター」という表現をするじゃないですか?私、その言い方はどうなのかなと少し思っているんです。例えば、すごくいい子でも、激しい一面もあるかもしれないし、付き合った人の前ですごく変わるかもしれない。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.