2018年6月26日 07:45
【インタビュー】たじまなおこ監督×奈緒 失われた純朴さを作品に投影して『いつか、会える日まで』
ショートフィルムという短い時間の中で、由奈はいい子だけで終わらずに、多面的な部分も見せられたことは、演じていてすごく楽しかったです。
――一概には言えない部分を演じるのは難しそうですが、「楽しかった」んですね。
奈緒:そうですね。演じているときは本当につらいんですけど、終わってみたいま、つらかったものが全部「楽しかった」に変わっています。撮ったのは2017年秋と少し前なのに、それでも一場面、一場面、自分の中ですごく覚えているんです。
――運命の恋の相手役エディさんとは、どうやってコミュニケーションを取っていかれたんですか?
奈緒:少しだけ勉強していたので、韓国語をちょこっと使いながらコミュニケーションを取りました。エディさんは本当にいい方で、すごくシャイなんです!そこがまた役としてもぴったりで、「初めまして」を言い合うシーンのお互いの照れ感とかも、たぶんリアルににじみ出ていると思います。
たじま監督:そう、エディはすごく純情なんですよね。
相手役の男性候補は、サガン監督のつながりで名だたる方々がリストアップされたんですが、「エディが一番いいのでは」とサガン監督の一押しでした。その理由は純情だから&英語でコミュニケーションが取れるから。