2018年6月26日 07:45
【インタビュー】たじまなおこ監督×奈緒 失われた純朴さを作品に投影して『いつか、会える日まで』
奈緒:メッセージがダイレクトに伝わってきますよね。スピードが速いからこそ、観ている方の感情も同じく速いスピードで動くと思うんです。2時間の映画だと細かいところまで描き切るところを、ショートフィルムだと想像で補うからこそ自由に観られると言いますか。答えがないから、自分ですごく想像できる。観ている時間はショートかもしれないけど、その後、考える時間はロングなのが、すごく素敵なところだと思いました。
たじま監督:スライス・オブ・ライフ的なところがありますよね。
――最後に、今後のおふたりの活動についても教えてください。
たじま監督:CMをやっていきながら、日々関心のある社会問題を、映像化していきたいです。
社会問題の中にチャーミングさも取り入れるような作品をやりたいんです。私、是枝(裕和)監督をとても尊敬しているんです。家族というテーマを撮り続けていらっしゃって、真剣な問題なのに、ところどころにチャーミングさが必ず入るところ、本当に素敵だと思います。
奈緒:『いつか、会える日まで』をやってから、海外でやってみたい気持ちがすごく湧きました。また、すごく先の目標ですけど、お母さん役がやりたいです。