北川景子『瞬 またたき』インタビュー 愛する人のためにできること
「作り手側の一員なんだなという意識はデビューした頃から変わらず持ち続けているつもりなんですけど、ここ1〜2年はいままで以上に責任のある位置で役を任されることが多かったので、現場でのあり方は変わってきた気がします。『しっかりしなきゃ!』って。でも、正直まだデビューからあっという間な気がしていて、大きく成長できてはいないと思うんですよね…」。
主演女優として頼もしく振る舞う一方、現場ではシリアスな役の重みに影響され、戸惑うこともあったという。
「いままではむしろ役と自分をスパッと切り離せるタイプで、逆に『みなさん、常に役のことを考えていてすごいなぁ』と思っていたくらい。でも、今回ばかりは引きずられそうになる瞬間が何度もあったので、引きずられないようにしていましたね。カメラが回っていないところでは全く関係のない話をするようにしていましたし、撮影が終わったら、ご飯を食べて、お風呂に入って、TVを見て、寝よ!って。ロケ地が北海道ということで、食べ物が美味しかったのはありがたかったです。
食べ物のことしか覚えていないくらいで(笑)。ラーメンとスープカレーとイクラとウニと…、海鮮系をたくさん食べました」。