くらし情報『山田孝之、働き方の転機「年2本がベスト」俳優を目指す人と後輩のために』

2020年7月17日 10:30

山田孝之、働き方の転機「年2本がベスト」俳優を目指す人と後輩のために

山田孝之、働き方の転機「年2本がベスト」俳優を目指す人と後輩のために

●シングルファザー役の試写「本当につらかった」
「基本的に、作業はすべて同じです。その人として、その期間を生きるということ」

これまで数々の難役と対峙してきた山田孝之が、約20年の俳優人生で導き出した1つの答え。常に人々を驚かせ、多彩な役柄を通して魅了してきた彼が、主演映画『ステップ』で初のシングルファザー役に挑んだ。新型コロナウイルスの影響での延期発表から3カ月、7月17日にようやく公開日を迎えた。

ある日突然妻を亡くし、一人娘を育てることになった会社員・健一の苦悩と葛藤。山田は他の役と等しく身を捧げたが、そこには「複数の役を並行して演じない」という18年前に設けた“仕事の掟”が生きている。

彼はなぜ、「年2本」を目標として掲げるのか。プロデューサーや監督など俳優業以外の分野への進出、そして『全裸監督』(Netflix)といった“規格外”の仕事にも意欲的に挑戦し続けるのは、「後輩たちや、今、俳優をやっていない人」のためでもあるという。
山田孝之の「働き方」の転機、そして信念に迫る(インタビューは2020年3月27日に実施)。

○■「素の山田」発言の真意

――シングルファザーの役は初めてだったそうですね。

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