2015年1月15日 08:00
アラフォーで結婚する2人へ (8) アラフォー出産、自分たちの老後資金を優先するなんて冷たい親!?
加えて、子どもを持ったら、教育費がかかります。特にまとまったお金がかかるのは、私立高校、大学、専門学校に進学するケースです。
住宅を買うなら、生活費とは別途、お金が必要です。家賃の支払いに代えて住宅ローンを払っていくにしても、購入時にある程度の頭金を入れておかないと、家計運営が不安定になります。住宅を買わない選択をするなら、家賃を払い続けるために、老後資金が多めに必要です。
つまり、老後、教育、住宅は、お金がかかる3大ライフイベントです。
夫婦ともに30歳までに結婚した場合なら、夫婦2人の時期と子どもが幼い時期に住宅の頭金を貯め、子どもが小学校に上がる頃をメドに住宅を買う。そして住宅ローンを返しながら高校・大学・専門学校用の教育資金を貯め、子どもの教育費の支払いを終えてから、老後資金を貯めることができます。
住宅、教育、老後の順に、それぞれの助走期間(コツコツ貯める期間)を経てハードルを越えればいいわけです。しかしアラフォー結婚の場合は、この方法は成り立ちません。子どもの教育費のピークと現役引退の時期が重なってくるからです。
○教育と老後のハードルはほぼ同時に越える
例えば、妻38歳、夫41歳の夫婦に子どもが生まれると、子ともの大学卒業時(22歳)