ももクロ、新たなステージで見せた進化と可能性「みんなが知ってるももクロじゃない」
有安:あまりに来るから、最後は私も中西という役を守り切れなくて、笑っちゃいました。
百田:今日は朝、何食べてきたの?
玉井:シャンプーは何使ってるの?とか。
有安:中西が何のシャンプーを使っているかまでは役作りしてませんでした(笑)。
――難しかったシーンは?
玉井:劇中劇の「銀河鉄道の夜」のシーンです。私はジョバンニという主役をやらせてもらったんですけど、静かな環境の中でひとりで長いセリフをしゃべることってなかなかなかったから、すごく緊張しました。でもその静けさが楽しくもありました。
有安:私は2つありました。ひとつは転校したてのときに、さおりと自転車を押しながら歩いているシーン。
その時点でのさおりと中西との距離感がはっきりつかめなくて。完成した作品を観ても、いまだにあれでよかったのかなと思ってしまう場面ですね。あともうひとつは転校前の回想シーン。本当の演劇部の子たちの中に入って劇中劇をやるシーンがあって、強豪校という設定だし、すごいプレッシャーでした。
――副顧問役の黒木華さんと共演して感じたこと、得たものは?
玉井:気さくでおもしろい方なんですけど、話し方はイメージ通りで、大きな声を出したりはしないんです。