白濱亜嵐、平祐奈支え「大丈夫だよ」2人で難病・ALSと向き合った『10万分の1』
撮影中に辛くなったり気持ちを引きずったりすることはなかったですけど、泣くシーンが多くて、撮り終わった後も涙が止まらなかったことが2回くらいありました。
――白濱さんの支えは感じていましたか?
平:感じていました。常に平常心でいてくれるので、安心感がありました。東京旅行のホテルで2人で話しながら泣くシーンがあったんですけど、なかなかスイッチ入らなくて。その時に「大丈夫だよ」と一緒に深呼吸してくれて、支えてもらいました。
白濱:ありましたね、「自分がスイッチ入った時で良いよ」と。一緒にやっている感覚で、支えてあげなきゃなと思っていました。
――今作は恋愛映画でもありますが、蓮、莉乃といったキャラクターを見て、どんなところが魅力的だと思いましたか?
白濱:優しいし、おじいちゃん子なところとか、かわいいいですよね。
2人でオムライス食べたりするところが好きです。ムカつくと1句を読んだり、ちょっと裏があるのも、人間味があって良いなと思います(笑)。この映画って、綺麗事ばかりを描いていないんです。
平:たしかに(笑)。私は蓮くんのまっすぐで誠実なところも好きだし、物静かなのかと思いきやちゃんと人を見ていて、莉乃についても最初の告白で「傷を気にするところも、ムカつくと一句読むところも……」