白濱亜嵐、平祐奈支え「大丈夫だよ」2人で難病・ALSと向き合った『10万分の1』
素敵な曲で良かったです。
――ALSについて考えたことや、生きてることへの感謝など改めて思ったことはありましたか?
白濱:すごく考えました。患者の方に会いにいくシーンで「心は自由だ」というセリフが印象的で、病気を患って体の制限はあるかもしれないけど、気持ちに制限はないんだな、当たり前というものを大切にしなければいけないんじゃないかなということを感じました。
平:当たり前のように過ごしてきたけど、莉乃は突然トイレに行っても動けなくなったりするし、何が原因かもわからないし治療法も見つかっていないから、自分が今後この人生においてなるかもしれない。そうなったときにどうなるんだろうと、深く考えさせられました。実際にALSの武藤将胤さんという方にお話を伺ったんですけど、前向きにポジティブに時間を過ごされて「時間は有限だから」とおっしゃってて、ALSの方がそれだけ前を向いて頑張ってるのに、自分たちも感謝して頑張らなきゃいけないなと、逆に背中を押されたところもありました。役を通して学ぶことが多かったです。
――作品を通して若い人に病気のことを知ってもらえるという面もあると思いますが、そうやって届けることへはどのような思いでいますか?
白濱:恋愛模様も描きつつ、病気のこともしっかりと目を背けずに描いているのがこの映画の素晴らしいところだと思います。