"愛され"をやめたら、女は年下男性を育てたくなる!?--『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』
そんな人生経験から彼女が導き出した結論は、とにかく「自分の人生を他人マターにしない」こと。男性の年収はもはや時価にすぎず、専業主婦は特権階級の貴族である現実を突きつけ、男性に人生をゆだねるのがいかに危険かを指摘する。
「女子力アップよりキャリアアップ」を推奨し、男性は年収ではなく「家事や育児の資質やコミュニケーション能力」を重視して選べ、と説くその心は、「夫が倒れても収入が止まらず、妻が倒れても家のことが回る」マルチタスクな夫婦こそ、これからの主流になると予見しているからだ。
また、「条件の良い完璧な相手に見初められる」「信念も価値観も相性もすべて合う運命の相手」と出会える、といったロマンチシズムもばっさりお捨てなさい、と川崎氏は喝破している。
相容れないのは当たり前。大事なのは、お互いの欠損を埋め合わせ、価値観の違いをすり合わせようと努力できる男性かどうか。相手がそれに値しないとわかったら、執着や依存をせずに鮮やかにリリースするのも肝要だと言うのだ。そのための男の選び方として、第1章では「『結婚向きの男』5つの条件」というものを掲げている。
いわく、
(1) 「ありがとう」「ごめんなさい」