2021年1月7日 17:00
高橋文哉、日常から役作り 『ゼロワン』或人役では帰り道にスキップ
刀矢を演じているときは自分が何なのかわからなくなって、自分が怖くなったりしました」と打ち明けた。
●振り幅のある役で“演じる楽しさ”を改めて実感
自分で考えながら刀矢の二面性や狂気を見事に演じた高橋。「すごく難しかったですね。作りこんで出せるものではないので、素直に感じたままやるしかないなと。田中圭さん演じる担任へのムカつくという感情を持ちながら、自分の中で制御しながら。常に天秤をかけながら演じました」と振り返った。
ヒーローから悪役への振り幅も話題になったが「インパクトのある役をやらせていただいて光栄だなと思いました」と笑い、「演じる楽しさを改めて感じました」とも。そして、「みなさんから反響をいただくのもそうですし、自分でやっていても、先週まで守る側だったのが、敵対される側に回って不思議な感じでした。
いつも自分が言っていた言葉(ゼロワン時)を言われているなと。『何やってんだよ』とか、自分が言っていたはずの言葉を言われて、それに屈辱を覚えてまた刀矢の表情がいい感じになったと思っています」と語る。注目度が高まり、演技力も評価された2020年。自身にとってどんな一年になったか漢字一文字で表現すると「成」