大学デビューの落とし穴 (3) 5月:閉じるなキケン! 自分の居場所を複数化しよう
そして、実際に聴講に行ったりしました(本来出るべき授業をサボって聴講していたので別に偉くはない)。
他学部の授業、全然知らない学問領域の授業でも気にせず聴講しに行きました。大人数講義はそーっと潜っていましたが、少人数のゼミなどでは先生に許可も取らなきゃいけないし、みんなの前で自己紹介もしないといけない。面倒臭いのですが「他学部から見学者がやってきたぞ」というので、全く新しい人間関係が生まれたりもする。
そんなことをやっているうちに、この世で一番おもしろいのはサークルの部室だと思っていた自分の視野狭窄が少しずつ改善されていきました。部室もいいけど授業もね。法学もいいけど文学もね。そんな気持ちになってきたんですね。
まあ、そんな気持ちになりすぎて、法学部から文学部の大学院に進んじゃったんですけど。
5月の中だるみを利用していろんな授業を聴講したことで、大学空間に身を置くことの面白さを学べたのかなと、今はそう思っています。5月の中だるみにお悩みのみなさん、勉強が好きじゃなくても、コミュ障でも、デートやバイトといった学外活動が死ぬほど楽しくても、出来る範囲でやるのです。「閉じるなキケン!」の精神で、居場所の複数化に取り組みましょう。