くらし情報『問題のあるルームシェアで"女の敵は女"を突破せよ - 『地獄のガールフレンド』』

問題のあるルームシェアで"女の敵は女"を突破せよ - 『地獄のガールフレンド』

ことを信条に生きてきた、セカンドバージンのバリキャリ女性の悠里。そして、いかにも男ウケする容姿と天性のモテ力を持ち、いつも彼氏を切らしたことのないファッションデザイナーの奈央。

彼女たちの姿から浮き彫りになるのは、選んだ道や置かれた立場が違うだけで分断されてしまう女の人生だ。

たとえば悠里は、「花の独身じゃん」「時間なんて自由に使えるんだから」という理由で、育児のために時短勤務をしている同僚女性の仕事を、他の男性から押し付けられる。このとき彼女は、仕事を押し付けた男性ではなく、つい時短勤務の女性にいらだちを向けてしまう。

彼女にとって、母や嫁といった女性は、「誰かのために生きている」という使命感や正義感を振りかざしているようでうとましく、「誰のためにも生きてない」自分が蔑まれているようにすら感じてしまうというのだ。

一方、シングルマザーの加南にとっては、まさにこの「誰かのために生きている」というレッテル貼りこそが、理不尽な抑圧となっている。共働きをするために子供を保育園に預けたのに、対応を求められるのはいつも「お母さん」ばかり。
子供がいるのに離婚するなんて、子供がいるのに男と付き合うなんて、すべては「お母さんの都合」

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