『ルパン三世』新TVシリーズには隠されたテーマがあった! 浄園祐プロデューサーが最後まで悩んだ「物語の終わらせ方」
――最後に、マスコミ向けの試写で公開されたイタリア版のエンディング映像(ルパン一味のパネルがテレコムのオフィスに登場し、室内を動き回る彼らの様子がパラパラ漫画のようなコマ送りでコミカルに描かれている)がすごくかっこいいと思ったのですが、国内で日の目を見る日は来るのでしょうか?
今のところ公開される予定はないんですよ。あれは、「テレコムがルパン一味にジャックされたら」という設定を遊びで作ったもの。どこかで使いたいなって僕的には思っているんですけどね(笑)。
■プロフィール
浄園祐(きよぞの ゆう)
1972年6月29日生まれ、静岡県出身。
テレコム・アニメーションフィルム代表取締役社長。
『新世紀エヴァンゲリオン』TVシリーズでは制作進行を務めた(タツノコプロ)。1996年に東京ムービー(現トムス・エンタテインメント)入社後2005年まで『ルパン三世』TVスペシャルの制作に携わる。2007年ルパン三世OVA『GREEN VS RED』でプロデューサーデビュー。
その後、TVアニメ『LUPIN the Third -峰不二子という女-』、OAD『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』(2014年)でプロデューサーを務めた。
原作:モンキー・パンチ(C)TMS