くらし情報『大学デビューの落とし穴 (14) 10月:雑多な自分を認め、"比較思考"から脱却しよう』

2015年10月21日 17:00

大学デビューの落とし穴 (14) 10月:雑多な自分を認め、"比較思考"から脱却しよう

確かに、劣等感や競争心はときに強いエネルギーを生みますが、それが自己の幸福につながるかというと、はなはだ疑問です。そして、まず自分で自分を幸せにしてやれないと、まわりの人々と良好な関係を築くのも難しい。

トミヤマさんは「天才からバカまで、いろんな学生がいる雑多さを楽しんで欲しい」と書いていますが、これはそのまま自分自身にも当てはまることだと思います。「自分は天才か!」と思える瞬間もあれば、「何て自分はバカなんだ」と死にたくなる瞬間もあるでしょう。でも、そういう雑多さを認めることが、「自分の一部分だけを取り出して人と比べてしまう」という極めて一元的な発想から脱却する契機になるような気がしています。

自分は自分が簡単に説明できるほど簡単な存在ではない! ということで、ひとつよろしくお願いいたします。

清田隆之/桃山商事
1980年、東京生まれ。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆など、何でも手がける"恋バナ収集ユニット"「桃山商事」代表。
男女のすれ違いを考えるPodcast番
組『二軍ラジオ』を更新中。雑誌『精神看護』やウェブメディア「日経ウーマンオンライン」「messy」などでコラムを連載。

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