2015年12月29日 21:00
桐谷美玲は「本当にすばらしい宣伝マン」 - ワーナー宣伝担当の独占告白、映画『ヒロイン失格』大ヒットの要因
それを見ながら一喜一憂する日々です(笑)。
――『ヒロイン失格』の初動はかなりよかったそうですね。
毎日楽しかったです。公開が9月19日の土曜日で、シルバーウィーク(23日まで)の初日。ディズニーの『アントマン』や『進撃の巨人』の後編、劇場アニメ『心が叫びたがってるんだ。』などの大作と同日公開だったので「3位以内」を目標と考えていました。もちろん、心の底では1位を願っていましたが(笑)。
ところが、公開前の木曜日ごろに予約席の動きが好調との情報が入ってきたんです。
この作品は女子中高生がメインターゲット。クレジットカードを持っていない方がほとんどなので予約席は期待していませんでしたが、まずはその"誤算"で社内が少し沸き立ちました(笑)。
ただ、公開前に行われた製作委員会はすでに明るいムードだったと記憶しています。もう、やれることはやった。そんな空気の中で、みなさんヒットを予感しているような感じでした。――製作委員会では主にどのような話をされるのですか?
作品に出資している会社が集まって、だいたい1カ月に1回ペースで行われています。各社がその作品のために何をやっているのかを報告して共有する場になり、よく「(C)」