くらし情報『テレビ屋の声 - 第6回 日本テレビ古立善之氏、『イッテQ』『夜ふかし』『しやがれ』…共通するのは「ストーリーを大事にすること」』

2016年6月4日 12:00

テレビ屋の声 - 第6回 日本テレビ古立善之氏、『イッテQ』『夜ふかし』『しやがれ』…共通するのは「ストーリーを大事にすること」

という感覚にはならないのですか?

もったいないと言ったらもったいないですけど、やっぱりそのスピード感が『イッテQ』の一番進化しているところですからね。

――その進化の背景には、視聴者側が「タレントが海外に行って何かにチャレンジする」というフォーマットに慣れてきたということもあるのでしょうか。

時代が変わってきたというよりも、テレビってエンターテイメントの中で一番スローじゃないですか。映画はものすごく展開が早く進みますよね。音楽も3分くらいで表現するし、漫画とかと比べても「テレビってどんだけ話が進まないんだよ!」となりたくない。うちは子供がいるんですけど、ヒーロー戦隊ものって遅くないんです。30分で敵が現れて事件が起こって、少し挫折しかけて団結して戦って、巨大化してやっつけてエンドまでいっちゃうんです。子供を楽しませるエンターテイメントのスピードってそういうものだろうなという体感があるので、僕の番組は全部展開が早いですよ。


――『月曜から夜ふかし』は特に早いですよね(笑)

みんなが分かりきったことを言うとか、誰かが発言したことをナレーションでもう1回言うとか、そういうのが全部ダメなんです。

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