2017年1月30日 11:00
古畑星夏が殺人鬼役になるまで - 友人思いの人間愛と「自分に厳しく」の仕事愛
――初主演のオファーはうれしかったと思いますが、人狼役と聞いた時はどんな気持ちでした? 間違いなく人を殺すシーンが待っています。
すごくうれしかったです。でも、台本を読んで自分たちで殺さないといけないと分かって「えっ……ウソでしょ?」と(笑)。覚悟を決めてても、毎回そのシーンになるとつらかったですね。自分の手で人を殺めないといけないのはすごく残酷なんですけど、はじめは人を殺すことを拒んでいた蘭子が投票の時にいきなり自らナイフを手にとって殺しに行く。そんな変化も、見どころの1つだと思います。
――土屋さんの演技で参考になった部分はありましたか。
今まで大切に思っていたはずの人の遺品を捨てる場面は、鳥肌が立ちました。
そういう印象を今回の作品をご覧になる方にも植え付けられたらいいなと。そこはすごく勉強になりました。
●なぜ友人が多い? 小中高の仲間たち
――以前、土屋さんに話を聞いた時、試写に行くのもつらかったとおっしゃっていました。
私も投票や誰かを殺すシーンの直前はすっごくつらくて現場にも行きたくないくらい。本当に頭も痛くなるんです。でも、キャストのみんながとても仲良かったので、ご飯が癒やしの時間になったというか。