2017年3月26日 11:00
土屋太鳳、役作りのための一人暮らしで挑んだ映画『PとJK』 - ダンスも演技も細部を大切に
私はもともと陸上やバスケを行っていたのでガニ股なんですが、演じた女の子はすごくかわいらしい子なので、内股を意識したりとか(笑)。指先が丸まりやすいんですけど、薬指に神経を巡らせると、気持ちも遠くまで行く。そういうことが、すごく大事なんだなと思います。
――様々な作品でヒロインされていますが、演じ分けなどで気をつけていることはあるのでしょうか。
そこが苦しくて……。どの作品もすごく大事だし、次に入る作品も大事にしたいですが、切り替えがどんどん苦しくなってくる部分もあります。でも、一つの役が終わった後に本当に悲しいと思うくらいまで行った方が、切り替えはしやすいなと思います。もう少し技術があれば、うまく調整ができるのかもしれないのですが、今の私にはやりきることしかできません。
一つのシーンをいかに考えて、一つ一つ真実にしていくのか。考えることは大事だなって。
――それは何かきっかけがあってそのようになったんでしょうか。それとも、はじめからですか?
一回一回ぶち当たりながら、「こうした方がいいのかな」とか、「もっと愛情をたくさんもってやった方が気持ちが入るな」など、考えるようになってきました。