映画『銀魂』監督が苦手だった小栗旬、一番緊張した堂本剛 - 福田雄一監督の愛情
と重なったんです。
ずっとファイティングポーズだった小栗くんが、お子さんができたことで、いろいろな角が取れて、いっこ力が抜けましたという状態が、攘夷戦争で戦ってきて、今諦めがあり、天人がいる中で万事屋をやりながら暮らしている銀ちゃんの経緯と、合致しました。
●色濃く出てしまう、堂本剛愛
○互いに苦手な関係から激変
――そこでそのまま小栗さんと『銀魂』の話を進められたんですか?
すごくタイムリーだったんじゃないかなと思って、「うわ、これは銀ちゃんは小栗くんがいいなあ~」と思いました。冗談半分で「ハワイで台本が上がったら打ち合わせしましょう」とプロデューサーに言っていたら松橋さんが本当に来てくれたので、相談すると「じゃあ、口説いちゃおうか」って(笑)。やっぱこれはね、フットワークですよ! 運とフットワークです! これは、成功する作品に必要なものですよ。
そのままハワイでとある和食屋さんに行って、小栗くんに「銀ちゃんをやってくれねーか」と言って、いい返事を引っ張り出して。日本に帰ってきてから、正式に事務所でお話をしてもらいました。
――小栗さんの変わったというところは撮影中も感じましたか?
感じましたし、ずっとそういうスタンスでやってくれていたんだと思います。