映画『銀魂』は、原作に忠実すぎて怒られそう!? 大作でも「『ヨシヒコ』と同じ気持ち」- 福田雄一監督の覚悟
「忠実じゃねーかよ!」という文句の言い方もあるのかなって(笑)。だとしたらもう、おかしいぞ!? 何して欲しかったんだ!? と言いたい(笑)。
結局、実写化のブーイングとしては「原作と違うじゃん!」「アニメと違うじゃん!」というのが大半な訳じゃないですか。「一緒じゃねーかよ!」という怒られ方も面白いかなと(笑)。
○全てを包み込んでくれる作品
――今回は福田監督のメジャー作品第1作ということで、予算も今までよりアップしたというお話ですが、今までと違う部分などはありましたか?
違った感じでやっちゃうと負けるなと思ったので、この大作をいかに『ヨシヒコ』と同じ気持ちでやるのかが勝負だと、常に思っていました。予算も時間もあるしキャストもいるしという中で、大作という意識を持たずにふざけ、ちゃんとやるところはちゃんとやり、という意識を常に自分に持たせるという感覚です。――『勇者ヨシヒコ』と同じ気持ちというのは、突き詰めるとどういう気持ちなんでしょうか?
絶対に面白い、笑えると思ったところを譲らない、ということだと思います。そこは、いろいろあるんですよ、難しい問題が付きまとってくるんです(笑)。