映画『銀魂』は、原作に忠実すぎて怒られそう!? 大作でも「『ヨシヒコ』と同じ気持ち」- 福田雄一監督の覚悟
という話をしました。
●大作でも「いいじゃん」という気持ち
○ファンの反応が楽しみ
――今、ビジュアルにしても予告にしても試写の感想にしても、すごくファンの皆さんが好意的に受け入れてくれていますよね。
そこは生意気を言えば「受け入れてくれるだろうな」という自信はありました。それは多分、僕がちゃんと原作が好きだからで、自分が好きなものは裏切れないじゃないですか。ビジュアルを一人一人公開していく中で、「うわーだめかも」と思ったことって、一回もなかったです。正直。
――原作も終盤となり、いろいろな過去なども明らかになっていますが、それを踏まえて撮った部分はあったんですか?
そこは意識しすぎると良くないとは、思っていましたね。僕も「実はこうだった」ということを知っているけど、それを色濃く出すことの意味はあまり感じませんでした。
やっぱりどれだけ『銀魂』を知らない人が楽しんでくれるかが逆に勝負だと思っていたので、知らない人でも楽しめるというテンションのものとしてやっていくのが、間違いないと思いました。
――でも本当に、最初に予想してたよりも原作に忠実な実写版でしたよね。
本当にファンの方が見て、なんて言うか楽しみですね。