2017年8月28日 10:00
入江甚儀、竜星涼、大友花恋ら研音先輩との共演で舞台デビュー - 連載「駆け出す一歩」第1回 17歳の新人女優・喜多乃愛
そのほか、演出の秦さんからはどのような指導があったのでしょうか。
「声のボリュームはよくても、今のままだと聞こえづらくて言葉が入ってこない」「音になって言葉になっていない」と言われたので、稽古が始まる前には声出しなどのトレーニングを一生懸命やっています。言われないと気づかないことでした。
――先輩俳優と共演して学んだことは何ですか?
主演の4人(入江甚儀、市川知宏、竜星涼、山本涼介)の方の熱量がすごいです。稽古はエアコンを消してやってるんですけど、だんだん暑くなって、4人の方のスイッチも入って。クーラーがついているときとは別人のように変わって、ものすごい迫力でした。自分もそうなるのを実感していて、追い込まれるとどんどん熱くなります。
――今のところ順調ですか?
部分的にやる稽古でできていても、通し稽古で自分の粗が見えてまだまだだと思いました。
今日もこれから通し稽古を2回やります。
――直前にすみません(笑)。
いえ、ありがとうございます(笑)。通さないと分からない部分があったので、通し稽古の大切さを感じました。何回も繰り返すと、型にはまって新鮮味がなくなってしまいますので、初心に戻ってその瞬間を楽しむことを心掛けています。