2017年12月5日 11:30
山田涼介、完成後に自ら声を入れ直した『鋼の錬金術師』 ディーン・フジオカと振り返る作品への思い
でも現場でお話しすればものすごく優しいですし、知れば知るほどどんどん弱点がなくって、こういう方もいるんだな、と思いました。本田さんとの現場で「すごいね」と話しました。
ディーン:いやあ(笑)。だいぶ怪しいですけどね。
山田:弱点あります?
ディーン:たくさんありますよ。あげたらきりがない。「漫画から出てきた」というのは、こちちのセリフですけどね。山田くんを見て、本当にずっと見ていられる顔だなと思います。
幸運な星のもとに生まれている。僕は山田くんの顔を見ていると、Fortuneを感じます。
山田:嬉しいですね(笑)。
ディーン:そういう星のもとに生まれることって、ないと思うから。変な発言に聞こえてしまうかもしれないけど、こういう人がいるんだなというのは、まさにこちらのセリフですね。
●エドを演じたもの同士にしかわからない苦しみ
○意志の強さを感じた
――もちろんお互いにご存知だったとは思いますが、共演してみて役者としての印象の変化などはありましたか?
山田:役に取り組む姿勢が真摯で、すごく尊敬できました。僕はこの作品でしかご一緒できていないですけど、役のことを一から理解して、すべての表情や仕草、見せ方や立ち居振る舞いを、アートとして描こうとしている。