2018年5月22日 21:00
『ピーターラビット』監督のコメディ感覚、『いいとも!』など日本も影響!?
そこで本作の制作秘話や、日本のコメディ文化について話を聞いてみた。
○実写映画化でのこだわりとキャラクター作り
――実写映画『ピーターラビット』を手がけるにあたり、どんなことを意識しながら作りましたか?
世界的な名作絵本を手掛けたビアトリクス・ポターのことは、すごくリスペクトしているので、まずは彼女が観て納得するような映画にする、ということを目標に置いた。だから、彼女の著作権を管理している会社には、脚本からデザイン、コスチューム、ロケーションなど、すべてを確認してもらい、一緒に映画を作り上げていった。また、イギリスの湖水地方を保護する団体ナショナル・トラストとも連携してやっていったよ。
――ピーターは、ウサギとしてのモフモフ感や生態をきちんと押さえつつ、ユニークなキャラクターに仕上がっています。こだわったのはどういうポイントですか?
ポイントは目だね。ピーターの表情がわかるように、正面から両目が見えるようなキャラクターにした。あまりやりすぎると人間みたいになってしまうから、いろいろと試行錯誤し、あの完成形に至った。
ただし走っている時の動きは、本物のウサギそのものに見えるようにしたよ。