くらし情報『是枝裕和監督、凱旋会見「ようやく実感」カンヌで記者に感じた手応え』

2018年5月23日 23:57

是枝裕和監督、凱旋会見「ようやく実感」カンヌで記者に感じた手応え

是枝裕和監督、凱旋会見「ようやく実感」カンヌで記者に感じた手応え

映画監督の是枝裕和が23日、東京・羽田空港で行われた第71回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞帰国後初の記者会見に登場した。

是枝監督は20日(現地時間19日)、映画『万引き家族』(6月8日)で同賞を受賞。日本映画の同賞は、1997年の第50回カンヌ国際映画祭にて今村昌平監督作品『うなぎ』が受賞して以来21年振り、カンヌのコンペで日本映画が受賞するのは是枝監督の『そして父になる』以来5年振りとなる。

トロフィーを持って登場した是枝監督は、「ようやく実感が湧いてきました」としみじみ。「これだけの記者の方が集まっているというのが、1番『大きな賞なんだな』と思いますし、実感がちょっとずつですね。これからだと思います」と心境を吐露した。

映画祭終了後、次回作の打ち合わせのためにニューヨークに飛び、やっと帰ってきたという是枝監督。「LINEとメールが山のように溜まってしまって、まだありがとうの返信すらできてない方達がたくさんいる」と苦笑し、「年賀状すら出せていないので、お礼くらいはちゃんとそれぞれの方達にメッセージを返したいと思います」とやりたいことを明かした。


日本時間5月14日に行われた公式上映では、約9分にわたるスタンディングオベーションが起ここったことも話題となった。

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