若林正恭が明かす相方・春日への想い「コンプレックスだらけですね」
とか考えなくて良いっていうのが1番ですね。
――先ほどお話に挙がった自意識過剰に関連した話題ですと、過去に若林さんは撮影で「虎のかぶりもの」をすることを求められたものの、かぶらなかったことがありました。現在ですと、いかがでしょうか。
今だったら、「虎のかぶりものをしたくない」という気持ちがあったときに、そこも大喜利になってくるから、「かぶった方が合理的なんだな」ということだけでかぶるという感じですかね。かぶらないことでウケるんだったらかぶらないし、という感じかもしれないですね。
――芸能界の中で、そんな昔の自分を見ているようだなと思える方はいらっしゃいますか。
事務所の後輩とかにはいますね。この間、テレビの現場見に来た後輩がいたんですけど、あいさつを俺がしてるのを見て、「若林さんのあいさつって、表面上に見えて心の底から『お願いします』って言ってるように見えないんですけど、それでもあいさつって大事なんですか」って聞かれたんです(笑)。
表面上しっかりすることが逆に大事なんだよという話になったときに、でも自分も昔は「あいさつってなんの意味があってするんだろう」って思ってたなと。あいさつは村の掟に従う意思がありますよという表明であって、それ以上でもそれ以下でもないと思うから、表面上でもするっていう感じですけどね(笑)。