くらし情報『三木聡監督、”気にしすぎ”な社会へ促す解放が「無意識から出てきた」』

2018年10月12日 12:30

三木聡監督、”気にしすぎ”な社会へ促す解放が「無意識から出てきた」

両方の時間を順番にとっていくと、成長するんじゃないかなと思います。何の仕事でも、きっとそうです。宮崎駿さんは「寝るのが1番」と言ってたけど(笑)。人間は、寝てる間に、情報を整理しているらしいですよ。

取材のときも、色々聞かれるから、客観的になれるという点はありますね。聞かれたことに答えてるうちに、キーワードが見つかったり。だから映画のテーマが最初からあるわけじゃなくて、取材が終わった後に見つかることもあるのかもしれないですね。

――テーマを決めて作るのではなく、「これを作りたい」という衝動が先にあり、実は芯が隠れている……というようなことでしょうか?

僕も大学の講義を年に1回やっているんですが、「自分の興味のあったことを、とにかくメモに取ってみなさい」と言うんです。
恋愛のことでも、趣味のことでも、なんでもいいから1日1個メモして、365個溜まったものを見ると、「こういう事に興味があるんだな」という線が見えるはずだから。僕自身もそうでしたが、意外と、自分が何に興味があるかは分からないんですよね。映画でも同じようなことがあって、だーっと主観的に自分の好きな事とかやりたい事とか詰め込んでいって、最後に客観的に探してみると、自分の興味の核が出てくるのだと思います。

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