トラヴィス・ナイト監督、子供時代の“バンブルビー”体験を「すべて注入」
だから日本的な要素が入っているとは思うけれど、それを日本のファンに届けられることに、とにかくわくわくしているよ。
――今回の『バンブルビー』では“変態”するシーンが多いので、愛があるなと思いました!
それに気づいてもらえてありがとう(笑)。1980年代半ば、トランスフォーマーが誕生した頃、僕は子どもだったから、おもちゃをいっぱい持っていた。アニメーションやコミックを読み漁り、すべて僕のDNAに当時のトランスフォーマーが入っていると思う。当時、バンブルビーのフィギュアも持っていて、それで遊ぶなど自分の物語として冒険を作り出したり、それが30年後、大人になってから同じことができる、そしてその世界観を全世界に共有できるということで、すべての体験を注入した感じだよ。
――今回のバンブルビーの性格は、監督の思い入れが強いと思いました。子どもの頃って人形に性格を付けて遊びますが、あのバンブルビーの性格は、監督のオリジナルですよね?
100パーセントだよ、正解(笑)!子どもの頃は、それが単なるおもちゃでプラスティックでできているものだとしても、鉄でできたものでなくても、自分が想像力たくましくして作り上げて創造するものだった。