トラヴィス・ナイト監督、子供時代の“バンブルビー”体験を「すべて注入」
――今までの『トランスフォーマー』シリーズは「映像がすごい!」「アクションがすごい!」というイメージがまずありましたが、今回はそれらをキープしつつ、同シリーズ初と言ってもいいほどの深いドラマ性がありますよね。この点、プロデューサー陣、マイケル・ベイ、スティーヴン・スピルバーグなどと話し合いなどがあったのでしょうか?
10年くらいマイケル・ベイ監督によって作られたシリーズで、『トランスフォーマー』シリーズと言うとアクションであり、スペクタクルであり、地球外金属生命体のバトル、無数の視覚効果を使っていて、それがメインになっていたけれど、そういうものをキープしたいともちろん思っていた。でも、もうひとりの生みの親であるスピルバーグは、1980年代、僕は彼の『E.T.』などを観て育っているから、すごくハートのある映画が多かったと思う。ドラマがあり、泣いたり笑ったり、何か意義があることを言っていて、メッセージがあって、驚くような要素もある。――たしかに、主人公のチャーリーの家や自転車、ガレージ、坂道など、すごく1980年代の映画っぽかったです!
すっごく意識しているよ。まず1980年代という設定だし、トランスフォーマーが生まれた年でもあるからね。