2019年7月12日 10:30
唐沢寿明、後輩・竜星涼に“さわやか”継承!? イメージに葛藤した過去も
○■ピクサー作品は「見ている子供が大人になるまで成長させる」
――前作のラストで、ウッディたちは大学生になったアンディからボニーに譲り渡されました。本作では、ウッディが環境の変化に対して戸惑う様子も描かれていて、大人っぽいストーリーだと感じられます。
唐沢:『トイ・ストーリー』は1作目から、ちゃんと見る子どもたちを成長させる話になっているでしょう? おもちゃで遊んでいた子が大学生になったら、もうおもちゃを持たないだろうとか。「皆、ちゃんと大人になろうね」という話なんだよね。今回の『トイ・ストーリー4』では「自分で自分のことを選ぶ」という話が描かれている。だから、ちょっと大人っぽい話になっているんだよね。
――新キャラクターであるフォーキーの存在にも、考えさせられるものが多いです。
唐沢:フォーキーを登場させることで「おもちゃはいつも、買い与えられて遊ぶものじゃなくて、自分で想像力を働かせて、近くにあるもので作ったりするんだよ」ということを教えている。
ディズニー/ピクサーのすごさっていうのは、そこなんだよね。何かを作って「すごいだろ!」と言うんじゃなくて、見ている子供たちが大人になるまでちゃんと成長させる物語になっているんだよね。