TOEIC初級者はテキスト3回、上級者は出題パターンを知れば点がグンと伸びる!
TOEIC対策の勉強法を指導するのみならず、TOEICの分析など、17年にわたり研究を行っている東洋英和女学院大学教授高橋基治さん。
多くの学生に支持され、TOEICに関する著書も数多い高橋さんに、長年の研究に取り組んできたからこそ知り得るスコアアップのノウハウや、最近の傾向、効果が上がる勉強法などをお聞きしました。
――長年TOEICにかかわっていますが、最近の傾向はいかがでしょうか。
最近は大手薬品メーカーが新卒採用でTOEIC 730点以上の取得を義務づけたように、グローバルな企業では、かなり高いレベルのスコアを求められるようになりました。
以前は就活で必要とされるのは600点でしたが、社会のニーズが730点に移行したことになります。
この130点の違いは大きいですね。
地方の中堅企業などでも、社員に対し高いスコアの取得を希望しています。
実際に仕事で英語を使っているビジネスマンに聞くと「800点以上は必要だと思う」と言いますね。
しかし実際どの程度の人が730点取得するかといえば、昨年の受験者では、比較的英語が好きな人、意欲の高い人が受験する公開テストでも730点以下が82%。