【コブスくんのドキドキ企業訪問】あこがれの自転車男子!? メッセンジャーのスピーディーな一日を追った
「仕事が終わったら、その日の伝票や入金を整理して、着替えて帰ります。家に着くのはだいたい20時くらいですね。ちなみにメッセンジャーというと、丸一日自転車に乗っているイメージですが、実際は全体の3割、4割しか自転車には乗ってないんです。むしろ降りてからの方が時間はかかります。六本木のあるビルでは、搬入用のエレベーターしか使えなくて、50階まで上るのにすごく時間がかかることもあります」
――やはり日ごろから肉体を鍛えたりしているんですか?
「自炊しているので、だいたい和食を作ります。僕は食べない方だと思うけど……メッセンジャー仲間でご飯おかわりし放題の定食屋にいったら、大盛りで5杯くらい食べていますね。僕は3杯でおなかいっぱい。燃費はいい方なんです(笑)」
――この仕事の魅力とは?
「仕事に慣れて視野が広がるにつれて、街の色々な変化に気づいたりします。
夜の人通りの少ない表参道を走るのも気持ちがいいし、春だったら息を飲むほど桜がきれいで感動したり。『あ、あの子可愛い!』とか(笑)。普段電車や車で移動していると、街と街の移り変わりはわからないんですよね。永田町と霞が関が隣接していることも、これまで知らなかったり。