くらし情報『【エンタメCOBS】昭和天皇もお城好きだった!? 城好きが増えている件』

【エンタメCOBS】昭和天皇もお城好きだった!? 城好きが増えている件

は専門用語になりますが「レイアウト」と考えてください。その城がどのようにレイアウトされているのか、なぜそこに堀をほったのか、なぜそこに櫓台が造られたのか、そういったことを考えるのが好きな人は、「縄張りマニア」ですね。城の機能や種類によって縄張りは異なりますから。

↑大垣城の復元図。藤井さんの精密な絵で合戦の迫力が伝わって来る。

――なぜ縄張りと言うんですか?

藤井さんお城を建てる時には、文字通り現地に縄を張って、区分けして作業するからですね。

――例えば後世の目から見て、「縄張りがおかしいんじゃないか?」というお城はありますか?

藤井さんそれは結構あります(笑)。正面ばかりしっかり造られ、横に回るとほとんど防御がなされていない城もあります。
籠城(ろうじょう)戦が想定されず、見栄えだけで縄張りされている城ですね。

■お城好きは深遠な趣味である

――お城好きは相当深い趣味なんでしょうか?

藤井さん相当深いですよ(笑)。古代から、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、近世、近代に渡って日本にお城の遺構がいくつあると思いますか?3万カ所と言われています。

――3万カ所!数から言ってもとても網羅できないですね。

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