くらし情報『長続きは難しい?『恋は雨上がりのように』に見る、年の差カップルの落とし穴』

長続きは難しい?『恋は雨上がりのように』に見る、年の差カップルの落とし穴

けれど、だからといって恋愛が成立しないわけではなく、世の中にはたくさんの年の差カップルが存在しています。

ただ、残念ながら別れてしまうカップルの多くには、ある共通点が。それは、いったい何でしょうか?

■恋愛なのか承認なのか

社会人になりたての頃は、職場環境に確固たる社会的地位を築きたいという強い想いを抱きがち。
時間の経過とともに仕事に慣れ、役職がつくなどして、社会的アイデンティティが確立していきます。

そうなると今度は、職場とは離れた人間関係で「特別な存在」として受け入れてほしい、という「承認欲求」が強くなるんです。

人間は年相応の魅力があるものですが、中年期を迎えた人の中には性的魅力に自信が持てず、現役ではなくなるという焦りを抱く人がいます。

自尊心を高めてくれるような相手を求め、「中年の危機」を忘れさせてくれるロマンスに対して盲目になってしまうのです。一方、精神的に未熟な十代は「大人」として扱われることへの憧れが強く、大人の異性に女性として認めてもらうことで、自分も「大人」の仲間入りができるような気になるんですね。

そうした「背伸び」も、ひとつの自己アイデンティティの構築といえます。

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