くらし情報『『監獄のお姫さま』第8話あらすじ - 「大好きだから会いたくない」の理由』

2017年12月6日 13:30

『監獄のお姫さま』第8話あらすじ - 「大好きだから会いたくない」の理由

その印象が強かったのは、カヨの釈放前教育のシーンがあったからかもしれない。そんなに長くはないけれど、ずん、と胸に来るものがあった。

カヨの釈前教育に当たるのは若井。復讐ノートの存在があったため、若井が担当するという条件付きでカヨの仮釈放は認められていた。

釈前教育の最後の日、若井はカヨに自分の気持ちを打ち明ける。犯罪者は裏切るし、期待もしない。でも、カヨに対しては特別な気持ちを抱いていた若井。

いい奴だってことは復讐ノートを見てわかった。
嫌いじゃない。だから、没収した復讐ノートは返せない。好きだから、もう会いたくない。つまり再犯で捕まってほしくない。

年齢関係なく、受刑者に母性のようなものを抱くことがある、と語っていた若井。諭すようにカヨに言うのは「刑務官として」ではなく「母親として」だった。

しんみり終わりそうなところに、BGMに松尾和子の『再会』が流れて、これはひょっとして感動していいのか悪いのかわからず、ふんわりとした気持ちになってしまったけれど。

刑務所という閉ざされた世界の中で女ばかりで過ごす。
年齢関係なく、とても純粋に「女」に戻るのかもしれない。

娑婆に戻ったら復讐のことなんて忘れる。

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