『監獄のお姫さま』第8話あらすじ - 「大好きだから会いたくない」の理由
言ってみれば、ほかに考えることがないから、そんな計画が思いつくのだと。
塀の内側が心穏やかに過ごせる場所とは言わないけれど、外側よりはずっと「余計なもの」がない場所だ。
ここ数回で、釈放・仮釈放で刑務所を出ていく姿が映し出されたけれど、その別れのシーンはとても情熱的で、少し滑稽にさえ見える。
特別な場所で過ごした「仲間」に対して抱く想いは自然と熱いものになる。女の友情云々、というけれど、「復讐」と「憎しみ」という楔があったから、あれほど別れのシーンが印象的になるのだろうか。
ほかの作品で観るよりも、『監獄のお姫さま』での刑務所シーンはポップだ。それでもやはりいい空間だとは思わない。
当たり前と言えば当たり前なのだけれど。
閉ざされた世界で培われた憎しみと友情。実行された吾郎への復讐計画はゆがんだものなのか。
若井が言うように、娑婆に出ても復讐を忘れなかった理由はなんなのか。
次回はいよいよ若井が復讐計画に加担した理由が明らかにされるらしい。妻・晴海もいる中で吾郎はついに膝をつくことになるのだろうか。
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■『監獄のお姫さま』作品概要
女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。