『監獄のお姫さま』最終話あらすじ - かわいくてステキなおばさんたちよ、ありがとう
第1話で何かに驚いたように飛び起きている吾郎だったけど、毎日うなされていた、という晴海。
罪を認めて、これで今夜からぐっすり眠れますね、と涙ぐむ。クズな男だったけど、元恋人を殺し、婚約者に罪をかぶせた事実はさすがに心に影を落としていたのだ。
1話で吾郎はこう言う。「失いたいたくないもの、家族、信頼できる部下、慈悲の心。それ以外は執着しません。マンションも車もお金も女性も社長という今の地位も。だってもともとなかったものだったから。
むしろなくしたらラッキー。もう一度手にいれられる喜びを味わえるのだから」。
社長になりたくて犯した罪ですべてを失った。もう一度手に入れられる可能性も、ない。
刑務所の中でも、アジトでも、常にわちゃわちゃしていた“おばさん”たち。おばさん、というと悪口に聞こえるけれど、カヨたちはかわいかったし、ステキだった。
いや、登場する全ての女性がステキだった。ふんわりとした雰囲気の晴海も強い芯を持った女性だった。
吾郎の全てが明らかになっても、膝をつくことはなかった。
男に泣かされ、翻弄された過去はあったけれど、結果、最大の敵であったイケメンの悪い社長を倒すことになったおばさんたち。