くらし情報『「高田賢三」の栄光と挫折が明らかに─『夢の回想録 高田賢三自伝』がリリース』

「高田賢三」の栄光と挫折が明らかに─『夢の回想録 高田賢三自伝』がリリース

1993年の6月のことでした。

買収劇から6年後、1999年10月7日。30周年60歳を区切りとして、辞任を決意して、最後のショーを行います。30年の集大成として、お世話になった方々全員にモデルとして出演してもらい、300点もの作品を2時間かけて披露する。山口小夜子ら200人以上の友人がモデルとして友情出演。華、雪、ジャングルと場面が変わり、賢三の代名詞となった本物の象も登場させる壮大なスペクタクルになりました。

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アテネ五輪では日本代表のユニフォームをデザイン。

2年間は契約で仕事をせず、充電に専念。
2004年にはファーストリテイリングが手掛けるというアテネ五輪の日本代表ユニフォームをデザイン。一方、2004年に立ち上げた「五感工房」は軌道に乗らず、資金繰りが悪化して、2007年に会社は破たん。債務整理もあり、2009年にはグザビエと一緒に作ったバスチーユの邸宅などの財産を手放すことにした。

2015年9月にはパリ50周年を記念し、500人を招いてパーティーを開く。はかま姿で本物の象二頭を従えて登場し、300羽の蝶を夜空に羽ばたかせた。

何歳になっても、人を驚かすことが大好きで、夢を追い続ける高田賢三……。

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