「きれい」だった能楽が「楽しい」に変わるまで【和のお稽古体験談】
■編集後記
今回お話をお聞きして印象的だったのが、趣味の動機として限りなく自分が主体にあるということ。
習い事や趣味は、ときとして自分を飾るもの、武器を身に着けるものでもありますが、「ただ好きだから」、「自分がやっていて楽しいから」と語るユウコさんの姿は、充足感に満ちているように感じました。
趣味はとくになくても生きられるものです。それでも、もし始めるとしたら、ユウコさんのように自分が心から楽しめるものを選ぶことが幸せへの近道なのかもしれません。
ただ、自分にとって何がぴったりくるかなんて、なかなかわからないもの。だからこそ、興味を持ったら思いきってその世界を覗いてみてはいかがでしょうか。
能についていえば、本文中に出てきた社中会(各能楽師に師事するお弟子さんの発表会)は、無料で拝見できるのだとか(※招待制の場合もあり)。
お弟子さんの稽古の成果だけでなく、玄人の先生方の芸も拝見できる絶好の機会のようなので、もし興味のある方は、あまり肩ひじ張らずに、まずは社中会から覗いてみるのもいいかもしれませんね。
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