くらし情報『トランスジェンダーの主人公が新たな人生を歩き出す『アバウト・レイ 16歳の決断』 古川ケイの「映画は、微笑む。」#37』

トランスジェンダーの主人公が新たな人生を歩き出す『アバウト・レイ 16歳の決断』 古川ケイの「映画は、微笑む。」#37

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■レイ、マギー、ドリー。親子3世代の演技合戦に注目!

エル・ファニング演じるレイと、レイの母親マギー、祖母ドリーの演技合戦にも注目です。

レイの母親マギーを演じるのは、デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』(01)で主役に抜擢され、『21グラム』(03)、『インポッシブル』(12)でアカデミー主演女優賞にノミネートされたナオミ・ワッツ。

恋多きひとりの女性でありながら、母親として、レイがトランスジェンダーであることを頭では理解しながらも、心が追いつかずに揺れるマギーを見事に演じ切ります。


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また、祖母ドリーを演じるのは、『デッドマン・ウォーキング』でアカデミー主演女優賞を受賞した名優、スーザン・サランドンです。

自身もレズビアンで、パートナーの女性フラニーと暮らしながらも、孫のレイがトランスジェンダーであることはイマイチ理解できず、娘であるマギーと衝突してしまう「少しやっかいな母親」役はピッタリ!
貫禄ある演技をみせてくれます。

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何年も会っていない別れた夫・クレイグに、マギーが会いに行ったことから、まさかの"秘密”が明らかになってしまう本作。

果たしてレイは無事にホルモン治療を受け、新たな一歩を踏み出せるのか。

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